エフパズル


コンニャクの手綱結びから発想!フェルト製の知育玩具「f-pzl」

  • 2012年11月29日(木) 15:56 JST
  • 投稿者:
    matsumoto


株式会社エフパズルの西島洋美さんは、切り込みが入ったフェルト製のパーツをつないで楽しめる知育玩具「f-pzl」を開発しました。今春、東京で開催されたホビーショーにf-pzlで組み上げたワニを出品して入賞。来場者から「やってみたい!」「どこで売っているのですか」「教えて欲しい」など多くの声をもらったことで、なんとか商品化したいと思い、デザインプロデュース型商品開発促進事業に応募。現在、事業者兼プロデューサーとして、「f-pzl」の商品化に向けて奮闘中です。

ふとしたことから生まれたユニット構造


 オーダーメイド服の受注会を自宅で長年開催している西島さんは、得意客の方々からオリジナリティ性の高い製品を求められる中で、昇華転写プリントを服地に施すなど、素材の開発に取り組むようになりました。あるとき緑のグラデーションをフェルトに転写したところ、竹のような柄に仕上がりました。これにコンニャクの手綱結びのように切り目を入れてひっくり返し、繋いでみるとうまく筒状になりました。フェルトは繊維がしっかりしているため元に戻ることはなく、切れ目を入れたフェルトのピースは、高分子化学の六角形や蜂の巣の構造のように繋ぐことができました。そこで西島さんは、これをレゴの様に子ども向きのユニット式知育玩具として展開できると考えました。





ホビーショーでの入賞が大きな転機に


自ら考えたユニットがどれだけ評価されるのかを試したいと、西島さんは約1年半前、横浜のキルトウィークに“恐竜をイメージしたジャケット”を出品、ウェア部門で優秀賞を受賞。その後、意匠権を取得しホームページを立ち上げ、東京で開催されたホビーショーに出展しました。



エフパズル 西島洋美さん

 「ホビーショーではより立体的で、プレゼンテーション力が高いモチーフをと考え「ワニ」を選びました。入賞し、展示されたことで「f-pzl」に対する期待度が高いことがわかった反面、海外の方が作品を接写する姿を数多く見て、海外も含めた展開のためには、知的財産権の保全が必要だと強く感じました。」

 現在、西島さんは株式会社f-pzlの基本設計を終え、製品化を進めるとともに、知的財産権の保護強化と知育玩具として「f-pzl」のブランディングを行っています。

西島さん

 すでに様々な会社から商談をいただいていますが、生産体制や単価面で折り合わず、お断りしている話もあります。私としては、時間は掛かっても、知育玩具として、親子でそしてお年寄りにも楽しんで頂けるよう、アート教室での教材としてのアプローチを軸に進めながら、手芸やインテリアにも広げていきたいと考えています。手芸販売では、11月に入り前々からアプローチがあったフェルト会社とのユニットの製造及び手芸キットの販売が決定しました。」

 ユニットを繋ぐことで様々な形に変化する「f-pzl」のように、販売先の可能性を最大限に広げるべく、様々なマーケットにアプローチし、大手企業も含めてプレゼンテーションを行う西島さん。
生産体制の充実とともに、商品の魅力を高め、ブランドを構築していくことが今後の課題となりそうです。

f-pzl エフパズルの「ツボ」

山納さん・たった一人でプロデュースに取り組んでいるプロジェクトです。

・知育玩具、アート教室の教材、手芸、インテリア、それぞれの販路を模索しておられます。

・知的財産権保護が、視野に入っています。

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f-pzlエフパズル_デザインプロデューサー:西島洋美

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