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不便は手間だが役に立つ!「不便益」を引き出す逆転の発想法

不便は手間だが役に立つ!「不便益」を引き出す逆転の発想法

 社会ではAIやIoTの導入が進み、仕事の効率化や自動化、生活における利便性の追求が推し進められています。一方で、人が自分の頭で考え、身体を動かしてこそ得られる満足感や達成感、また危険回避などの洞察力の低下が見過ごされています。
 不便益研究の第一人者である川上教授は、行き過ぎた省力化や効率化の逆にある不便がもたらす効用を「不便益」と定義し、便利追求によって見過ごされてきた本当に大切な事象を掘り起こし、それらを統合して新しいデザイン指針を探る試みを続けています。
本講座では、川上氏の考案した「不便益カード」を用いて、商品やサービスの開発において、人とは違う切り口で物事を考えられるスキルを身につけます。


【講義】不便がもたらす益について  身近な不便益を探そう!
【演習】不便益カードを使ったアイデア発想

直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN 妄想を価値あるアイデアにつなげる力

直感と論理をつなぐ思考法  VISION DRIVEN 妄想を価値あるアイデアにつなげる力

 イノベーションとは、ほとんどの人が気づかないような新たな''問い''を発見し、その問いに''答え''を見つける行為である。しかし、これを「利益を生み出す画期的なアイデア」と誤読する企業経営者は多い。彼らはリスクを恐れるあまり、そのアイデアを実行に移せずにお蔵入りさせてしまう。このような閉鎖的な状況に佐宗氏は、他者モード(自分がどう感じるかよりも、どうすれば顧客が満足するかを考える手法)の限界を説く。一つの正解がない時代に指標となるのは、個人の「こうしたい!」という妄想(ビジョン)であり、揺るがない強い意思を貫くことであると…。
本フォーラムでは、これからの組織経営に欠かせないリソースとなる、一人ひとりの妄想を推進力にした、知的創造の新技法「ビジョン思考」について紹介します。


【講演】

  • 「単なる妄想」と「価値あるアイデア」のあいだ
  • 「直感と論理」をめぐる世界の地図
  • 最も人間らしく考える
  • すべては「妄想」からはじまる
  • 「妄想」が世界を変える?

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ワークショップで学ぶ、UXデザインの基礎とノウハウ BtoB企業におけるUXデザインの実践

ワークショップで学ぶ、UXデザインの基礎とノウハウ BtoB企業におけるUXデザインの実践

 人々の価値観がモノの所有からコトの体験へとシフトしています。企業はモノの機能や性能を高めることに加え、顧客の体験価値を高めることを求められ、その結果、UXデザインを導入する企業が増えています。UXデザインでは、ペルソナを設定し、カスタマージャーニーマップやシナリオを作成するといったように、顧客体験を中心に考えて企画・設計・評価・発売後のフォローといった開発プロジェクトのすべての段階を進めていきます。しかし、いざUXデザインを実践してみると思うように進まないことが多く、何から始めれば良いのか?どう組織に浸透させるか?BtoCなら分かるがBtoBでも適用できるのか?などの疑問が浮かびます。本講座では、UXデザインの基本的な進め方、導入するためのノウハウ、BtoBの注意点などを共有します。


【講義および演習】
1日目・UX(ユーザーエクスペリエンス)とは?
・ペルソナ作成からインタビュー調査まで
2日目・カスタマージャーニーマップの作成
・シナリオ作成からアイデア創出まで

デジタルトランスフォーメーション時代のサービスデザイン

デジタルトランスフォーメーション時代のサービスデザイン

 ここ数年、DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉をよく耳にするようになりました。これは、爆発的な技術の発展によるデジタルとリアルの融合が、あらゆるビジネスを考える上で、避けて通ることができなくなったためです。そんな世界ではモノを作って売るという''点''のアプローチだけでは不十分です。顧客との接点をデジタルとリアルの世界に作りながら、自らが届けたい価値をモノやサービスという形で顧客に提案する''線''の思考に転換しなければなりません。
 本ワークショップでは身近なビジネスを題材に、DXがますます進む世界において、どのように体験価値を変化させることができるのかを、グッドパッチの考えるデザインの概念を用いながら検討します。また、ワークショップを通じて、これからサービスという概念がデジタルによって、どのように拡張していくかを参加者とともに考えます。


【講義】デジタルトランスフォーメーションの社会とは
【演習】DXが進む社会を想定し、身近なビジネスを題材に新たなサービスを考える

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心の奥底にある「ものがたり」を引き出すアプローチ コンテクストデザインとは

心の奥底にある「ものがたり」を引き出すアプローチ コンテクストデザインとは

 SNSやブログなどによる個人の発言力の高まりを受け、今まで企業からユーザーに向けて提供されてきた価値の流れ(=強い文脈)から、より双方向的な対話を重視する時代へと社会が変化してきています。Takramの渡邉氏は、商品やサービスをきっかけとしつつも、一人ひとりの小さな「ものがたり」が生まれる余地(=弱い文脈)を企業が用意し、ユーザーがそれを選び取ることで、個々人の「ものがたり」の成立を後押しするような「コンテクストデザイン」の必要性を提唱しています。
 本講座では、渡邉氏の考えるコンテクストデザインの定義について理解を深めるとともに、参加者一人ひとりがテーマを持ち寄り、他者の反応(=相互作用)を加えることによって生まれるコンテクストデザインを考えます。


【講義及び演習】
1日目・コンテクストデザインについて事例を上げて学ぶ
2日目・自分が考える夢を、他の参加者と共有した後に、自らの「コンテクストデザイン」としてまとめる

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