大阪府デザイン・オープン・カレッジ・2019

2019大阪府デザイン・オープン・カレッジ

《今年のテーマは新事業創出に求められる「デザイン思考、その先へ…」》
 
  大阪府では、1988年から四半世紀に渡り、様々な産業分野で活躍されている方々を対象に、企業経営に欠かすことができないデザインへの理解や活用を促進するため「大阪府デザイン・オープン・カレッジ」を開講しています。当カレッジは、ビジネスの最前線や教育の現場で活躍する方々を講師に招き、各回(フォーラム1回、ワークショップ4回)毎に参加が可能な体験型の有料講座です。

  「デザイン思考」が日本に紹介されて数年が経ちますが、イノベーションを起こすための手法として組織の中でうまく定着しないという声を多く耳にします。何がイノベーションを妨げているのか?トップの意思決定と現場の構造に欠けている視点は何か?

  今年度の講座では、「デザイン思考 その先へ・・・」をテーマに、このような悩みを抱える経営者、現場のリーダーや開発担当者に向け、デザイン思考を組織的かつ力強く後押しするための考え方(マインドセット)を提供します。
皆様の「大阪府デザイン・オープン・カレッジ」への積極的なご参加をお待ちしております。


不便は手間だが役に立つ!「不便益」を引き出す逆転の発想法

不便は手間だが役に立つ!「不便益」を引き出す逆転の発想法

 社会ではAIやIoTの導入が進み、仕事の効率化や自動化、生活における利便性の追求が推し進められています。一方で、人が自分の頭で考え、身体を動かしてこそ得られる満足感や達成感、また危険回避などの洞察力の低下が見過ごされています。
 不便益研究の第一人者である川上教授は、行き過ぎた省力化や効率化の逆にある不便がもたらす効用を「不便益」と定義し、便利追求によって見過ごされてきた本当に大切な事象を掘り起こし、それらを統合して新しいデザイン指針を探る試みを続けています。
本講座では、川上氏の考案した「不便益カード」を用いて、商品やサービスの開発において、人とは違う切り口で物事を考えられるスキルを身につけます。


【講義】不便がもたらす益について  身近な不便益を探そう!
【演習】不便益カードを使ったアイデア発想

【講 師】川上 浩司 氏 不便益システム研究所  代表京都大学情報学研究科 特定教授

 1964年島根県生まれ、京都大学工学部、京都大学大学院工学研究科修了。岡山大学助手を経て、京都大学デザイン学ユニット(後に情報学研究科)特定教授、博士(工学)。不便益研究のパイオニアとして、不便益システム研究所代表を務める。研究の一環として作成した「素数ものさし」はその特異性から話題を呼び、3万本以上の販売を記録。著書『不便から生まれるデザイン~工学に活かす常識を超えた発想』(化学同人)、『ごめんなさい、もしあなたがちょっとでも行き詰まりを感じているなら、不便をとり入れてみてはどうですか?~不便益という発想』(インプレス)、『不便益のススメ』(岩波ジュニア新書)など。

不便は手間だが役に立つ!「不便益」を引き出す逆転の発想法

【日 時】令和元年9月13日(金曜日)・20日(金曜日)午後2時から午後5時 
【会 場】マイドームおおさか 4階 研修室(大阪市中央区本町橋2-5)
【対 象】創業・ベンチャー企業、中小企業経営者、商品企画・開発担当者、デザイナー等  
【受講料】8,000 円(2日間) 
【定 員】30名

【申込み】ホームページからお申込ください。なお、お申込後、メール、ファックス等で受講票を送付しますので受講当日にお持ちください。(定員に達し次第締め切りますが、その際は電話等で連絡します。)

◆ホームページ:下記のインターネット専用サイトよりお申込みください。
https://www.shinsei.pref.osaka.lg.jp/ers/input?tetudukiId=2019060053

【問合せ】大阪府産業デザインセンター オープン・カレッジ係    
E-メール: info@oidc.jp   電話 (06)6210-9491  FAX (06)6210-9505

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